ゾランヴァリギャッベの選り抜きです。
ギャッベはイラン(旧ペルシャ)の南西部シラーズを含むファールス地方の
山岳に生きる遊牧民の手織り絨毯のこと。
その歴史は5000年以上。
ペルシャ絨毯のルーツであり、はるかに古い歴史を持ちながら
ペルシャ絨毯に比べると、素朴で奔放なギャッベは市場では価値の低い扱いを受けていました。
ただ一人ゾランヴァリ氏は、その伸びやかなアート性と生命の力強さに感銘を受け
世界に発信しようと思ったのです。
長い期間をかけ、織り技術の高い種族とともに、品質を高める努力をし
現在の世界遺産にも認められた「ギャッベ」が確立されました。
素朴さと使い勝手の良い実用性で世界中の人気を博し
ギャッベ柄(動物や生命の樹)を入れて質の悪い安価なギャッベも出回るようになりました。
本物の上質なギャッベは、その土地ならではの上質な油分をたっぷり含み
まっすぐしなやかに伸びる山岳羊毛であること、
さらには冬に羊を寒さから守った「春に刈り取った毛」であること、
撚り技術、織り技術の高い種族が織りあげること、
天然の染料《草木染め》ですべての色をしっかり染め上げていること、
集積した後の裏焼きや、洗い、経糸の始末、ストレッチ、、、
実にたくさんの行程によって、月日をかけて一枚が出来上がるのです。
ゾランヴァリのギャッベはそのすべての行程に妥協がないのです。
そして織り手の
”家族を想い、種族の繁栄を願う”
深い愛情が一目人目に込められている『手作り』だからこそ
触れるほどに心を癒してくれる、大好きになっていく
不思議な魅力があるのだと思います。。