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天然素材の家具を長持ちさせるお手入れ方法

目次
いつの時代も人気がある、無垢材のテーブルや革張りのソファ。
天然素材の家具には特別なぬくもりがあります。
使い込むほどに表情を変え、色味が深まり、家族の時間を刻んでいく-そういった変化こそが、人工素材では味わえない魅力です。
その美しさを保つには、少しの気づかいが必要です。とはいえ、大がかりなメンテナンスは必要ありません。
今回は、無垢材家具や革ソファを長持ちさせるための簡単なお手入れ方法をご紹介します。どれも日常の中で気軽に取り入れられる、ほんのひと手間です。
無垢材家具のお手入れ方法
毎日は柔らかい布でなでるだけのケア

木製家具のお手入れは、案外シンプル。
乾いた柔らかい布を使って、サッとなでるようにホコリを払います。
朝食を並べる前に、ダイニングテーブルをひと拭きしてください
天板にうっすらたまったホコリが取れて、表面の艶がよみがえります。
水拭きはNG。湿気対策はちょっと工夫して
無垢材は水分を吸収しやすい素材です。
うっかり水拭きすると、表面が膨張したり、シミができたりします。
梅雨の時期は、除湿器やサーキュレーターを併用して空気の流れを意識しましょう。
また、コップや花瓶は直接置かず、コースターやマットを活用すると安心です。
見た目のアクセントにもなります。
年に一度のオイルケアでご褒美タイム
オイル仕上げの家具には、年に一度、植物性オイルでケアしましょう。
布に少量のオイルをとって、くるくると円を描くように磨いていきます。
革ソファを長持ちさせるメンテナンス方法

毎日は優しく乾拭き、月1-2回は掃除機を
日々のお手入れは、柔らかいコットン100%の乾いた布で、優しく拭きしましょう。
表面のホコリや汚れは水分を含むとシミやカビの原因になるため、こまめに乾拭きするのがポイントです。強くこすらず、なでるように拭きましょう。
月に1-2回、掃除機(ブラシ付きアタッチメント推奨)で隙間や表面のホコリをしっかり取り除きます。
乾燥対策は“空気づくり”から

革にとって大敵なのが乾燥。湿度が40〜60%に保たれると、表面のひび割れを防げます。
観葉植物や加湿器などの湿度調整アイテムを使うと、気軽に取り入れやすいですよ。
革用クリームは「春と秋」の習慣に
汚れは年に2回、本革専用のレザークリーナーで拭き取り、乾いたら保護用クリームを薄く塗ります。余分なクリームは乾いた布でふきとります。これだけで、表面の乾燥や劣化を防げます。保護用クリームはベタつかず、肌ざわりの良いタイプを選ぶのがコツです。
天然素材家具を長持ちさせる「日差しと湿気」対策
天然素材は、直射日光や湿気に敏感ですが、日常の中での少しの気配りで長持ちさせることができます。
朝の日差しが強い日は、レースカーテンを閉じるだけ

無垢材の家具や革ソファは、直射日光に長時間当たり続けると変色や乾燥、ひび割れの原因になります。カーテンを閉めて直射日光を避けましょう。
季節ごとに家具の配置を少しだけ動かす
同じ部分だけが日差しにさらされないようにするため、家具の位置を少しずらしましょう。
湿気が気になる場所には、珪藻土グッズや炭を置く
湿気がこもるとカビや木材の反りの原因になります。手軽に手に入る珪藻土グッズや炭製品を活用して湿気を予防しましょう。
お手入れはほんの少し手をかけるだけ
家具を「手入れする」と聞くと、手間がかかる、時間がとられると思うかもしれません。
でも、実際はほんの数分。軽く布で拭く、カーテンを閉める、湿度を管理する、それだけです。
天然素材の家具は、傷や色の変化、ちょっとした傷も、家族の歴史になります。
気負わずにささっと手入れし、お気に入りの家具を楽しみましょう。