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インテリアにも取り入れたい、神戸周辺の工芸品

カテゴリー:インテリア全般

神戸のインテリアショップガゼボです。

神戸は古くから海外との交流が盛んで立った地域。
そのため、国際色豊かで多様な文化が育まれました。

今回は、神戸の文化についてご紹介します。

神戸の工芸品

有馬籠

有馬籠は、兵庫県の伝統工芸品にも指定されている竹工芸です。
六甲山系の竹林では竹工芸に適した良質な竹を素材に、籠や器を編みあげる技法です。

安土桃山時代、かの豊臣秀吉も正室寧々に竹籠を贈ったという記録も残っています。

有馬籠は、ウィーン万国博覧会にも出品され優秀賞を受賞。
日本の伝統美が世界中に認められ、ジャポニズムブームへと繋がってゆくきっかけとなります。

床間に飾る花籠は茶道具として重宝されるほか、最近では整理籠やカトラリー入れなど日常使いできるものも作られています。

現代もその高い技術は竹職人によって受け継がれています。

有馬人形筆

有馬人形筆は、有馬温泉周辺で作られる伝統工芸品です。
文字を書こうと筆先を下に向けると、筆の上から小さな人形が顔を出し、倒すと引っ込むという可愛いからくり細工が仕込まれています。

その歴史は古く、起源は室町時代に遡ります。
当時の天皇が有馬温泉を訪れたことで子宝に恵まれたことで、有馬人形筆が考案されたエピソードが残っています。

今では有馬でたった1軒となった灰吹屋西田筆店さんでのみ、有馬人形筆を手に取ることができます。
子宝や安産を祈願する縁起物として、観光客や外国人にもお土産として人気があります。

神戸の革靴

先日行われたNHK朝ドラの恒例バトンタッチセレモニーで、ヒロイン同士でプレゼント交換が行われました。

神戸を舞台にした朝ドラのヒロイン橋本環奈さんから次のヒロイン今田美桜さんに手渡されたのは、「神戸の革靴スリッパ」でした。

神戸は「靴のまち」として知られています。

→神戸洋服、神戸靴、神戸洋家具

「神戸の履きだおれ」という言葉があるように、靴づくりは地場産業として発展し神戸といえば「靴のまち」と呼ばれます。

戦前から、外国人が多く在留した神戸ではいち早く洋風の文化が流れ込みました。
戦後も地場産業として靴産業は発展します。

阪神・淡路大震災後で甚大な被害に遭いますが、安室奈美恵さんの影響で「厚底ブーツ」が流行し、神戸の靴産業の復興を促したと言われています。

今も長田区・須磨区には多くの靴メーカーが集積しており、日本製の婦人靴の大半が神戸で作られています。

靴産業を神戸市も支援しており、ファッションや食文化など神戸独自の文化を発信しています。

インテリアに工芸品を取り入れて

神戸周辺の工芸品についてご紹介しました!

しかしながら、神戸の工芸品は後継者不足で年々その生産量は少なくなってきています。
神戸の工芸品に興味関心を寄せて頂くと、技術の継承にも繋がります。

ぜひ、神戸の工芸品をインテリアに取り入れてみませんか!

一気に和モダンな空間を演出するアイテムとして、花籠にお花やドライフラワーを飾ったり、見せる収納を兼ねて整理籠を活用されてみてはいかがでしょうか。

間違いのない高い技術で作られたものは、見た目の美しさと機能性を兼ね備えており、永く愛用できます。

インテリアショップガゼボも品質の良い家具をお客様におすすめしていますが、こちらも同じく永く愛用していて頂くことができます。

工芸品や伝統技術は豊かな暮らしを彩ってくれるだけではなく、文化の発展や継承支援に繋がります。

ぜひ、神戸に訪れた際には、周辺の文化や工芸にも触れてみてくださいね。

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